脂肪は絶対悪じゃない?痩せるダイエットの豆知識<褐色脂肪細胞とは>

日々ダイエットを頑張るみなさん、鏡を見るたびに「この脂肪さえなければ、、、」なんて思っていないでしょうか。

実は脂肪には良い脂肪も存在していることを知っていましたか?

それは褐色脂肪細胞です。

脂肪酸をエネルギーに変えてくれる、脂肪燃焼に欠かせない強い味方なんですが、今日はダイエッター達が日々戦っている脂肪に関するお話です。

 

褐色脂肪酸とは、主にどこにいるのか

脂肪の中でも、増えてくれるとありがたーい脂肪なのが、褐色脂肪酸です。

首や肩甲骨の周辺についています。

脂肪にもいくつか種類がありますが、これとは反対に脂肪を蓄積させるのが、白色脂肪細胞です。

脂肪は絶対悪じゃない?痩せるダイエットの豆知識<褐色脂肪細胞とは>

この子とは違い、褐色脂肪細胞は熱エネルギーを生み出してくれるのが特徴なので、褐色脂肪細胞をうまく動かすことが、代謝UPにつながりダイエットの成功のカギになるということなんです。

ちなみに、白色脂肪細胞とは、摂取カロリーが消費カロリーを上まわったときや、脂肪の摂り過ぎにより蓄えられます。

その結果、内臓脂肪や全身のいたる場所の皮下脂肪についていくのです。

しかも、白色脂肪細胞に脂肪がたまることにより、細胞が肥大化し続け、ついには細胞分裂までおこして、細胞の数が増えていきます。

これが太るメカニズムなんです。

 

褐色脂肪細胞で体脂肪が燃えるしくみ

ここからは褐色脂肪細胞の働きを説明していきます。

運動などによって脳の視床下部を中枢とする交感神経が活性化すると、アドレナリンやノルアドレナリンといった興奮系ホルモンが分泌されます。

この興奮系ホルモンが白色脂肪細胞に働きかけると、脂肪が脂肪酸へと分解されるのです。

これが褐色脂肪細胞に働きかけると、脂肪内にあるたんぱく質に働きかけ、周辺にある脂肪酸を内部に取り込み、燃焼し始めるのです。

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交感神経は運動だけでなく、食事中や睡眠中など色んな場面で働くんですよー!(要はカロリーを消費する動作をすると稼働します。)

 

褐色脂肪細胞は減っていく?

褐色脂肪細胞は、生まれたての赤ちゃんでおよそ100グラム、成人で40グラム程まで減ってしまいます。

これはPETという機械で計測可能です。

褐色脂肪細胞はもともと体についていますが、成人から年齢を重ねるごとに減っていきます。

しかも、増やすことができないものなのです。

だけど今ある褐色脂肪細胞を活性化させることはできるのです!

それは、一時期「肩甲骨ダイエット」というものが流行ったのを覚えていますか?

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そう、肩甲骨周りを動かすことで褐色脂肪細胞を活性化させ痩せることができるのです。

 

ストレッチ方法

準備するものはフェイスタオル一本というお手軽なストレッチ

 

【その1】

1.まずは両手でタオルの端と端をもちます。

2.そのままごしごしタオルで、背中を洗うようにタオルを体の後ろに持っていき、タオルを背骨にまっすぐ縦方向に沿わせます。

3.あとはそのまま腕を天井に伸ばすように、タオルを上下に動かします。

30回行ったら反対にし、また30回動かしましょう。

 

【その2】

1.タオルを両手でタオルの端と端をもちます。

2.そのままバンザイをするように上へ持ち上げましょう。

3.肩甲骨を内側に動くように意識しながら、タオルを頭の後ろ、タオルをつかんだ手が耳の高さになるように降ろします。

肩甲骨を意識することがポイントです。

このストレッチを行うことで、肩こりも解消できてしまうので、ぜひお試しあれ。

脂肪は絶対悪じゃない?痩せるダイエットの豆知識<褐色脂肪細胞とは>

 

まとめ

褐色脂肪細胞は、脂肪燃焼効果のある良い脂肪である。

白色脂肪細胞は、脂肪を蓄える。

ホルモン作用により脂肪を脂肪酸に分解する役割をもつ。

褐色脂肪細胞は、年齢ともに減少し、努力により増やすことは不可能だが、活性化させることは可能なので、ストレッチにより活性化させ代謝をUPさせよう!

と、ここまで白色脂肪細胞は悪い奴のように書いてきましたが、白色脂肪細胞も体にとって欠かせないものでもあります。

皮下脂肪は、外部からの衝撃を吸収するクッションになりますし。

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また、栄養が取れない緊急のときの大切な貯蔵庫の役割も果たします。

水の中では浮力となり、寒さからも体温を保ち身を守ってくれています。

ただ、オーバーに蓄えすぎると、内臓脂肪は健康を損ない病気のもとに。

皮下脂肪はスタイルを悪くし、自重により間接に負担をかけることもあります。

程よくバランスを保ち、無理のないダイエットをこころがけましょう!

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