美容成分のコラーゲンの種類と効果

美容成分のコラーゲンの種類と効果

肌の乾燥を何とかしたい!

肌トラブルの原因の多くが、肌の潤い不足による乾燥によって引き起こされます。

肌が乾燥してしまうと、肌のバリア機能が低下してしまい、外からの刺激に弱くなったり、かゆみや赤みなどのトラブルにつながってしまいます。

この乾燥を引き起こすのが、肌の中の潤い成分の減少です

肌の潤い成分としてはセラミドヒアルロン酸コラーゲンなどの成分が挙げられます。

美容成分のコラーゲンの種類と効果

そのため、これらの成分を規則正しい生活やバランスのとれた食事で補いながら、外側からもサポートしていくことが肌の乾燥を改善するためには必要です。

特に注目される成分がコラーゲンになります。

人の体を作っているコラーゲンは現在わかっているものでも約30種類の異なるポリペプチド鎖の組み合わせによって19種類もの方が存在しています。

体内で最も多いのがI型と呼ばれるタイプのものになります。

このタイプは、骨や皮膚の強さを生み出して、皮膚に存在するこの成分の90%をしめています

他にもタイプによっては、軟骨に多くしているものや血管や子宮などに存在しているものなどがあります。

体の中には必要不可欠な成分ともいえ、美容成分としてだけではなく健康を維持するためにも重要な成分です。

 

I~Ⅴ型まで種類がある

種類によって効果などは変わってきます。

I型のものは、体内で最も大量に存在しています。

骨や皮膚などを形成する働きなどがあり、弾力性を持たせる働きもあります。

II型のものは、関節や軟骨に主に含まれているタイプです。

目の角膜や硝子体の成分でもあり、強度としなやかさの維持に働きます。

美容成分のコラーゲンの種類と効果

III型は、臓器に主に含まれています。

細い線維なのが特徴で、組織に柔軟性を与える働きがあります。

IV型のものは、皮膚の表皮と真皮をつなぎとめるという働きをしており、基底膜に存在しています。

Ⅴ型は、血管や筋肉、胎盤に主に含まれています。

I型III型が多く含まれている組織にも少量含まれているのが特徴です。

このような種類が存在しているため、美容として利用するには特にI型のものを多く取るように意識することをおすすめします。

 

体の内側と外側から利用する方法

美容成分として活用するためには、体の内側から利用する方法外側から利用する方法を同時に行うことが効果的だとされています。

体の中のコラーゲンは、加齢や紫外線のダメージによって減っていってしまいます。

それを補うためにも1日に必要な摂取量としては、5,000mg〜10,000mgといわれています。

この成分は肉類や魚類に特に多く含まれています

美容成分のコラーゲンの種類と効果

特に多い牛スジなら100g中に4980mg、魚類なら100gの皮ごとの鮭には2410mgほど含まれています。

ただし、食品から摂取すると一度体内でアミノ酸に分解されて、再び体に必要なタンパク質に再合成されることから、美容成分として働くとは限らないのです。

また、外側からのケアとして化粧品やスキンケア用品に利用されるものは、人の肌の角質層にある肌のバリア機能に阻まれるため浸透することは難しいとされています。

 

では、どうやって美容に有効な成分として利用できるのか

それは、より体内や肌に吸収しやすく美容に利用しやすい形のものを選ぶことが大切です。

体の内側に取り込む場合には、サプリメントドリンクなどの形として取り入れることをおすすめします。

体に吸収しやすいようになっている分子の小さいトリペプチドという形になっているものを選ぶことがおすすめです。

美容成分のコラーゲンの種類と効果

タブレットやパウダータイプなど様々なものが販売されていますが、飲み物や食事に溶かすなどできるパウダータイプのものが特に続けやすいとされています。

飲み物などの味を邪魔しないことから、毎日の生活でも無駄なく続けられます。

このようなサプリメントなどの活用に加えて、牛スジや手羽先、豚肉、貝類やエビ類にも含まれているため食事にこれらのものを取り入れるものおすすめです。

ただし、食事で摂取する場合には吸収率はさほど良くないため、吸収率の高くなるビタミンCと一緒に摂取することで、効率的に摂取することができるようになります。

 

結論を言うと

化粧品に使われている場合には、一般的なものは浸透せず肌の表面にとどまって乾燥から肌を守る働きはします。

美容液などの水分が蒸発した後も肌に膜を張って水分を保ち保湿するため、肌表面のうるおいは保てます。

美容成分のコラーゲンの種類と効果

しかし、しっかり肌の内側まで浸透させたいという場合には低分子化されたものがおすすめです。

低分子なら浸透率が高いため、角質層まで浸透する可能性もあり、肌の内側から保湿する効果が期待できます。

また、近年では外側から補うのではなく、生成を行う真皮幹細胞に直接アプローチして生成をサポートするという研究も行われています。

真皮で生成が促されれば、肌にハリと潤いを作ることができ美肌につながります。

このような方法で補うことはできますが、元からあるコラーゲンを減らさないことも重要です。

出かける時には、日焼け止めや帽子で紫外線対策を行うのが減らさないためのポイントとなります。

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