肌質に合わせたケアを
時短のスキンケアが行えて、肌に触れる回数を減らせるために与える刺激も軽減できるということで、肌の強さに自信がない人たちにオールインワン化粧品が広く受け入れられています。
取り入れる際には目的に合わせた種類を選ぶことが重要ですので、何を目的として利用したいのかを明確にした上で絞り込むことが大切です。
30代、40代に入ってくすみやシミ、シワなどが目立ち始めた肌のケアも行うことができますので、エイジング目的で利用する人も大勢います。
どのような目的で取り入れる時でも肌質に合わせることが大前提ですので、まずは自分の肌質を確認してみましょう。
乾燥肌の人にお勧めなのはセラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸が含まれていてしっかりと潤いを与えてくれるタイプであり、特にセラミドは保湿効果が長時間持続されますので良いコンディションを維持しやすくなります。
もっとも注意しなければならないのは敏感肌の人で、刺激を与えるようなパラベンや香料、着色料、鉱物油などは含まれていないものが安心です。
オイリー肌の人はサラッとしたタイプを選んでしまいがちですが、皮脂の分泌が多くなっている場合でもそれが乾燥から引き起こされているケースがありますので、どのような原因で皮脂が多くなっているのかを確認しなければなりません。
乾燥が原因の人は洗顔をした後に突っ張るような感覚があったり、化粧品をつけた直後にすぐに浸透してしまったりといくつかのシグナルがあるはずです。
特定のトラブルで知っておきたい成分
肌質に合うものの中から目的に沿ったものを絞り込んでいくのですが、エイジングケアという同じ目的であっても含まれる成分には違いがあります。
成分が異なるのは老化によって表れる症状が人によって違うためであり、例えばシワに対してケアを行うのとシミに対して行うのとでは必要な効能が違ってきます。
たるみが気になっていてハリを求めている人に最適なのは、ビタミンC誘導体やアミノ酸、レチノールなどが配合されているタイプです。
ビタミンC誘導体は肌中でコラーゲンを生成する際に無くてはならないものですので、潤いを蘇らせたい時には必ず取り入れたいところです。
アミノ酸はコラーゲンを増やしたり肌機能を低下させる酸化を防いだりと重要な役割を担っており、レチノールはヒアルロン酸や水分量を増やして柔軟にすることでしなやかさをもたらします。
気になるシワを改善してくれる作用を持っていて、衰えを感じ始めた肌のケアに最適だとされているのがこのレチノールです。
シミやくすみが気になる人には、メラニンを抑制したり還元したりするような美白成分の含まれているオールインワン化粧品がお勧めです。
ビタミンC誘導体にはハリを蘇らせるだけでなく、肌中で生成されてしまったメラニンを還元したり今後作られないように生成を抑える働きもありますので、改善と予防のどちらにも優れた効果を発揮します。
ホルモンバランスの影響によって肝斑ができてしまった時によく効くのはトラネキサム酸であり、頬骨のあたりに左右対称にできるモヤモヤとしたシミも改善できる成分です。
他にもアルブチンやコウジ酸、エラグ酸など美白に良いとされているものはたくさんありますので、肌質に合ったものを選んで数カ月間はケアを続けることが大切です。
エイジングケア全体の場合
特定のトラブルに対してでなく、エイジングケア全般を考えて選びたいという時もあります。
そんな時にはEGFやFGF、コエンザイムQ10が有効であり、若々しい肌へと導いてくれます。
EGFがオールインワン化粧品に含まれる際の記載はヒトオリゴペプチド-1となっていて、使っていくうちに新たな細胞の成長率を高めることができ、瑞々しい細胞の増加につながります。
FGFもEGFとよく似ていて細胞の修復や成長を促すものではありますが、EGFが上皮細胞の成長を促す因子であるのに対しFGFは線維芽細胞に働きかけて真皮の修復を促しますので、FGFの方がより深いところで効く成分です。
エイジングケアではどちらの働きも重要ですので、EGFとFGFの両方が含まれているものを選ぶのが効果的です。
コエンザイムQ10は優れた抗酸化作用を持ちますので、酸化によって肌が錆びつくのを防ぐことができます。
酸化によって引き起こされる症状はシワやシミ、たるみなど多岐に渡りますので、抗酸化作用に優れた成分を取り入れることはとても重要です。
活性酸素を順調に除去していくと老化だけでなく紫外線によるダメージも抑制でき、輝くような肌が蘇ります。
どのような配合になっているのかをしっかりとチェックできたら、あとはテクスチャーも意外と重要ですので確認しましょう。
肌馴染みが良くてベタつかないものが好まれる傾向にあり、モッチリ感が持続されるタイプも人気があります。
また、痒みや痛みが現れるような時には何か合わない成分が含まれている可能性がありますので、トラブルに発展しないように慎重な導入が求められます。
この記事を書いた人
- 美容が大好き!メディア編集部員が『一般女性からの目線』で日々役立つ美容情報をお送り致します。
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