セラミドってご存知ですか?
セラミドは美容成分の中でも知名度が高くコスメにもよく配合されています。
ただどんな特徴や効果があるのかについては、あまり知らない人もいるかもしれません。
上手に取り入れるには成分に対する知識も必要ですからここでチェックしておきましょう。
セラミドとは
そもそもセラミドとは何か?という点についてですが、この成分は細胞間脂質のことで角質層に存在します。
細胞と細胞の間を埋める役割を持っており、細胞がきちんと整った状態を維持する作用のほか、水分を保つという大事な働きもあります。
もともと肌内部に存在していますので天然の潤い成分と言えるでしょう。
しかしながら天然の美容成分は次第に減少していく宿命にあります。
有名な美容成分でもある、コラーゲンやヒアルロン酸などが加齢や生活習慣、ストレスで減少していくのと同じように次第に肌内部から消費されてしまいます。
そして肌から少なくなってしまうと、担っていた細胞の健全性の維持や潤い作用が失われてしまうわけですが、すると外部刺激に弱くなったり乾燥が強くなったりと様々なトラブルが起こりやすくなってしまうのです。
いくら外から一生懸命に保湿をしようとしても、セラミドが不足していると潤い効果は弱くなりますから注意が必要です。
もし保湿をしっかりとやっているにもかかわらず肌の調子が改善されない場合は、この大事な美容成分の減少が原因になっている可能性があると言えるでしょう。
天然の美容成分が失われてしまうのは辛いものですが、ただ対策次第では復活させられる可能性もあるのです。
増やすことができるとも言われていますから、スキンケアの一環としてその方法を押さえておくことが大切です。
セラミドを増やす方法
基本としてはやはりコスメによってケアすることなのですが、しかし単純にセラミド配合のコスメを使用すれば良いというわけでもありません。
この点については失敗も多いですから要注意です。
効果的なコスメを選択するためには種類についてきちんと理解しておく必要があります。
いくつかのタイプがあってそれぞれによって効果が異なりますし、選択によってはほとんど効き目には期待ができないこともあるのです。
合成タイプ
最初に効果が薄い種類を挙げてみると、ひとつに合成タイプが該当します。
これは天然成分に似せて化学的に合成されたものなのですが、似たような構造をしているものの肌への作用はまるで違っています。
安価に製造できるためにコスメにも配合されていることがありますが、合成タイプは肌馴染みは悪く効き目にはあまり期待ができません。
価格が安いコスメには理由がありますから、含まれているからといって安易に選ぶのは良くないと言えます。
バイオタイプ(ヒト型タイプ)
次に挙げるのはバイオタイプです。
ヒト型タイプとも呼ばれ酵母から作られているのが特徴です。
天然成分と同じ構造を持っていますので比較的優れた作用をすると言われています。
おまけに安価に入手できるため、対策の一環として活用しやすい存在でしょう。
植物性タイプ
植物性タイプもひとつの種類として挙げられます。
これはコメや大豆などの植物由来になっているのが特徴です。
アレルゲンのリスクがあるとされていたものの、昨今ではアレルゲンのリスクが低いコンニャクからも製造され用いられています。
天然タイプ
最後に挙げるのが天然タイプですが、主に馬から抽出された成分が活用されています。
動物由来で親和性が良く作用にも優れているのが特徴です。
価格としてはタイプの中でも特に高めですが、しかしながら肝心の効き目を重視する際に適した存在と言えます。
セラミドを増やす食事
セラミドを増やすには食生活を改善するのも効果的です。
肌は中から対策することも重要であり、そのためにも毎日の食事に気を配る姿勢も欠かせません。
どんな物を食べるのが良いのか気になるところですが、積極的に食べたい食材としてはコンニャクが挙げられます。
特におすすめとされているのが生芋タイプです。
有用な働きに期待ができるほかヘルシー食材ですから女性でも摂取しやすいです。
その他にも米や小麦、大豆、牛乳、黒豆、コーヒーなどにも含まれていますので、様々な食品を混ぜ合わせながら摂取していくようにしましょう。
間接的に役立つ食材も多数あります。
例えば血行を促進してくれる働きがある玉ねぎやジャガイモ、キャベツなどをはじめ、抗酸化作用のあるトマトやホウレンソウ、ピーマンなどを食べることも大切です。
野菜系は肌にとっても有用な働きを持つため、基本的には栄養バランスをきちんと整えることが大事なのでしょう。
摂取は注意したい食べ物
なお、反対に摂取は注意したいと言える存在もあるのですが、例えばインスタント食品やマーガリン、ラーメンなどです。
これらにはリノール酸と呼ばれる成分が含まれていることが多く、過剰に摂ることでセラミド量を減らしてしまう恐れがあります。
過剰に摂取しなければそこまで注意する必要はないものの、ただ頻繁に口にする人も多いはずですから、肌のためにもできるだけ控えた方が無難と言えます。
この記事を書いた人
- 美容が大好き!メディア編集部員が『一般女性からの目線』で日々役立つ美容情報をお送り致します。
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